こんにちは、れもんです。
私はうつ病で休職していましたが、その後2023年に会社都合で解雇になりました。
失業により国民年金の保険料の納付が難しくなってしまいました。
これまでは国民年金の免除申請は年金事務所に行っていましたが、今はマイナポータルで手続きすることができるんです!
実際にやってみたので、申請方法と注意点についてお伝えします。
これからは出かけずに必要な申請ができて便利なのでぜひチャレンジしてみてくださいね!
国民年金の免除申請とは?
国民年金の免除申請とは、収入の激減など経済的困窮により、国民年金保険料の納付が困難な場合に、保険料を軽減または免除する手続きです。
失業中で国民年金保険料の納付が難しい場合は、国民年金の加入期間に加算されるので、免除申請することをおすすめします!
マイナポータルとは?
マイナポータルは、あなたの個人情報や公的サービスにアクセスするための便利なオンラインプラットフォームです。
以前は年金事務所まで足を運ぶ必要があった国民年金保険料の手続きも、今はマイナンバーカードとスマートフォンがあれば、マイナポータルを利用することで自宅から手続きができます。
準備するもの
1. 失業が証明できるもの
免除申請の際には、失業の証明が必要です。
離職票や雇用保険受給資格者証などの書類を用意しましょう。
- ハローワークで失業給付の手続きをした方は、雇用保険受給資格者証があると思います。
- 私のように病気で療養中に解雇になった場合は、離職票が証明書類になります。
(療養中の場合は、働くことができる状態ではないので、雇用保険受給資格者証はもらえません。)
離職票や雇用保険受給資格者証はスキャナーで画像やPDFファイルにしてスマホに入れておくと便利ですよ。
2. マイナンバーカードとパスワード
- マイナンバーカードを手元に準備します。
- マイナポータルでパスワードを求められるので入力できるように準備しておきます。
マイナンバーカードを市区町村の窓口等で受け取った際に、利用者証明用電子証明書に設定した数字4桁のパスワード
3. 読み込みができるスマートフォン
- ブラウザーのプライベートブラウズ、またはシークレットモードを利用している場合はオフにします。
※もし、プライベートブラウズやシークレットモードを利用している場合、最終的に以下のようなエラーとなり、申請ができないため、事前にオフにすることをおすすめします。 - スマートフォンにマイナポータルアプリをダウンロードします。
- 既にマイナポータルアプリをダウンロードしている場合でも、最新版にアップデートしておきます。
- ログインをしたことがない場合は、登録をします。
- [利用者登録・ログイン] を選択します。
- 利用者証明用電子証明書パスワードとして設定した4桁の数字を入力します。
- マイナンバーカードを読み取ります。
この状態で、マイナンバーカードをかざします。
成功したら以下の画面になります。
自動的に以下の画面になります。 - その後は画面の指示に従って登録してください。
- [利用者登録・ログイン] を選択します。
申請手順
- マイナポータルアプリを起動します。
- ログインします。
- マイナポータルWebサイトでログイン中であることを確認します。
- 下にスクロールし、[カテゴリから探す] セクションで、[年金] タブを選択します。
最初に [サービス一覧] が出ますが、さらにスクロールします。
左から3つ目のアイコン [年金] タブを選択します。 - [届出・手続を行う] セクションで、[年金関係] を選択します。
- [年金の手続き] セクションで、[国民年金に加入する方・加入中の方の手続き] を選択します。
- [手続の検索] セクションの [手順1]で、[保険料の免除・納付猶予、または学生納付特例] を選択します。
- [手順2] と [手順3] で該当するものを選択し、[この条件で検索] を選択します。
- [必要な手続一覧を確認] セクションに、[国民年金保険料免除・納付猶予の申請] が表示されていることを確認し、[手続に進む] を選択します。
- [ご本人情報の確認] セクションの入力は、[マイナンバーカードを読み取って入力] を選択します。
自動的にこの画面になるので、[開く] を選択します。 - マイナポータルの [パスワードの入力] セクションに、パスワードを入力し、マイナンバーカードを読み込みます。
- マイナンバーカードから情報が入力されたことを確認し、[被保険者情報] セクションの以下の項目を入力します。
- 氏名カタカナ
- 電話番号種別
- 電話番号
- 郵便番号
- [配偶者情報]、[世帯主情報]、[特記事項] セクションを入力します。
- [申請情報] セクションの [免除等区分] は全てを選択します。
- [申請年度]、[16歳以上19歳未満の扶養親族] セクションを入力します。
- [被保険者の特例認定区分] の [特例による申請] セクションは必ず [申請を行う] を選択します。
- [申請理由] セクションは必ず [失業、倒産、事業の廃止] を選択します。
- [失業年月日] セクションに失業証明書類と同じ失業年月日を入力します。
- [雇用保険加入有無]、[翌年度免除猶予希望有無]、[翌年度全額免除希望有無]、[備考] セクションを入力します。
- [添付書類] セクションで、[書類の種類] は [その他のファイル] 選択します。
- [添付書類名] を入力します。
- [ファイルを選択する] セクションで、[ファイルを選択する] ボタンを押し、アップロードする書類を選択します。
- 追加する添付ファイルがある場合は、[添付書類を追加する] を選択し、手順20から手順22を繰り返します。
- 全て入力したら [確認する] を選択します。
- 入力内容を確認し、[次へ] を選択します。
- 申請結果等を受け取るメールアドレスを確認し、[次へ] を選択します。
- [個人情報の取扱いに関する確認事項] を確認し、[確認事項に同意する] にチェックし、[申請する] を選択します。
注意点 – 申請区分と免除額
失業での免除申請の場合、申請区分で「特定」を選択する必要があります。
また、前年度の所得に基づいて免除額が異なり、全額免除から4分の1免除まで選択できます。
全てにチェックをつけておくと良いと思います。
申請後はどうなるの?
申請には結構時間がかかります。(多分1ヶ月近く)
申請状況の確認は、マイナポータルの [申請状況照会] メニューから行うことができます。
また、申請結果は入力した住所宛に郵便で届きます。
再申請のタイミングに注意!
国民年金の免除は、一定のサイクルで行われます。
札幌市の場合、7月から翌年6月までのサイクルとなります。
サイクルを跨ぐ場合は再度申請が必要ですので、期限を守りましょう。
なお、引き続き失業を理由とする申請の場合は、申請区分で「特定」を選択し、失業を証明できる書類のアップロードが必要となります。
私の失敗談
私が最初に申請した際は、全額免除になりました。
7月から新しいサイクルに入るため、再申請時に、申請区分で「特定」を選択せず、通常の申請を行いました。
すると、全額免除ではない結果が届きました。
働けない状態が変わらないのに、前回と同じ結果とならないため、年金事務所に問い合わせをしたところ、私の申請方法が間違っていたのが原因だとわかりました。
再申請でも初回申請と同様に「特定」区分で申請し、失業を証明する書類をアップロードする必要があるとのことでした。
そのため、改めて申請が必要となり、その方法を教えていただきました。
教えていただいた手順に基づき、マイナポータルから再申請したところ、全額免除の結果が届きました。
もし、私のように療養中で状況が変わらないのに再申請時の結果が違う場合は、勇気を持って年金事務所にお問合せすることをおすすめします。
まとめ
失業すると経済的な心配がありますよね。
その場合は無理せず納付相談や免除申請など、使える制度を利用しましょう。
今回は体調を崩しての失業だったので、出かけることなく自宅で申請できたのは大変助かりました。
心配をなくし、療養に専念して、社会復帰や新しい人生のスタートに向けて一緒にがんばりましょう!