※この記事は Mee からの移転記事です。
掲載当時の内容となりますので、現在の詳細はハローワークにご確認ください。
今回は自己都合退職の場合の失業保険に関するスケジュールについて、ハローワークに行ってわかったことをまとめてみました。
まずは離職したら、ハローワークへ。
離職票は退職日から10日以内に届くことになっているようです。
とりあえず、届いた離職票を持ってハローワークに行くことが、はじめの一歩になります。
もし届かないという方がいらっしゃるなら、こちらのブログに書かれているような感じでお問い合わせしてみたらいかがでしょうか。
離職票が届かない!あなたが、辞めた会社に連絡しなくてもOKな方法があります。
https://mono96.jp/archives/13098
よく考えよう!ハローワークに行く曜日が肝心です。
基本的に(違うこともありますが)、一度ハローワークに行ってしまうと、だいたい自動的にスケジュールが決まるようなシステムになっています。
なので、もしハローワークの方面に行く用事のある曜日があれば、その日にしたり、自分の生活スタイルを考えてから曜日を決める方が良いかも知れません。
わたしの場合は、ハローワークの方面に行く用事があるのは、月曜日と水曜日なのですが、月曜日に行ってしまうと、旅行する時などに「日・月」という日程で行けなかったりするので、水曜日にしました。ちなみにもともと予定はない曜日なのですが、金曜日も同様の理由で避けました。認定日はよっぽどのことがない限り変更ができないので、曜日選びは本当に慎重にされた方が良いと思います。
また、3月末退職の方は4月にハローワークに行く訳ですが、ゴールデンウィークになるとスケジュールが変則的になるようなので、お気をつけください。以上の理由から、わたしはちょっと遅めのスタートにしてみました。
離職票を持ってハローワークに行ってきました!
とりあえず離職票(1・2)と雇用保険被保険者証、身分証明書、印鑑を最低持ってハローワークに行きましょう。
本当は写真も要りますが、すぐ揃わないという時は行ってから相談もありなんじゃないかと思います。(よくわからない場合はとにかくハローワークに電話してみましょう。ちなみに札幌では説明で後日写真を持ってくるようにと言われている人もいました。)
わたしは前の職場から届いた封書の中に離職票、雇用保険被保険者証、社保の脱退証明書みたいなものが一式入っていたので、それを封筒のまま、他に運転免許を持っていないので、身分証明書としてパスポートと国保の保険証、キャッシュカードと印鑑を持って行きました。
身分証明書の確認の時、パスポートを見せたのですが、住所の部分が手書きのため、他のもので住所確認できないかと言われ、国保の保険証を見せましたがこれも住所が手書きだったので困って、あらゆる書類を見せてみました(笑)その中で、なんと前の職場から届いた郵便物に印字してある住所がパスポート・保険証と同じだったので、それで良いですと言っていただきました。とにかくたくさん書類を出したのが良かったようです。
写真ですが、後ほど渡される「雇用保険受給資格者証」という書類などに使われるものなので、普段着で良いです。証明写真の機械で撮ったものとかで十分かと思います。わたしは家でiPhoneで撮った写真を証明写真の大きさに加工できるアプリなどを使って安価に済ませました。
あと、ハローワークに行く時間は余裕を持っておいた方が良さそうです。混んでいたり、案外説明に時間がかかったりします。
はじめてハローワークに行った日は…
- 求職申込書を書くので、職歴をだいたい思い出しておいた方が良いと思います。(何も準備して行かなくて焦りました(^_^;))
- 身分証明書はいくつか持って行くのがおすすめ。写真と名前と住所確認みたい。
- ハローワークに行ったら、受付のお姉さんにまず聞くこと。何をしたら良いか教えてくださいます。
- 渡されるものとしては、「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」やハローワークの資料等です。A4サイズのものが持ち帰れるようなバッグで行くと良いかと思います。
- 雇用保険説明会(「初回講習」)の日程が知らされますので、きちんと説明と持ち物等を聞いて確認しましょう。後で変更は難しいと思うので、自分のスケジュール確認をきちんとしておきましょう。
- 認定日がいつになるのか心配な方は、普通に窓口の方に聞くのが良いと思います。例えば先のどうしても動かせない予定(友人の結婚式等)が入っている場合などは、認定日は動かすことができないので、初回講習の日、次の認定日とその後の認定日を聞いて、もし、重なるようであれば初回講習の日にちを別の日にすると認定日もずれるので、それで調整する方が楽かも知れません。
基本的なスケジュール
スタートは「ハローワークに行った日」になります。
失業保険の受給は「ハローワークに行った日」から手続きがスタートします。そして受給できるのは基本的には1年間です。(給付日数によってはもっと多いこともあります)
その1年間(受給期間)のうちに
- ハローワークに行く→待機期間7日間
- 自己都合の場合は3ヶ月待機する
- 給付日数分
が全部含まれていなくてはいけません。
遅くスタートすると給付日数が満了する前に受給期間が満了になる可能性があり、いくら給付日数が残っていても受給満了になってしまい、損をすることになりますから、なるべく早く行動した方が良いと思います。
ハローワークに行った日を含めて、7日間は待機期間です。
ハローワークに行った日を含めて7日間はお仕事をしてはいけません。
失業の状態にあると確認できないと次のステップに進めないので、この時期はじーっとしていましょう。
自己都合退職の場合は、待機期間満了翌日から3ヶ月の給付制限があります
自己都合退職の場合は待機期間満了の翌日から3ヶ月間の給付制限があります。会社都合等の場合は7日間の待機期間を終えたらすぐに給付に入ります。
初回講習は指定された日に必ず出席しましょう。
わたしの場合は、ハローワークに行った翌々週の同じ曜日(水曜日)でした。ここでは失業保険の説明のビデオを見たり、担当の方からの説明があります。今後必要になる手続きや、手当についての制度の説明もあるので、しっかり聞きましょう。
ちなみに、この時に「雇用保険受給資格者証」をもらうことができますが、わたしのように離職票2の賃金欄で「計算中」などの表示がある場合は「仮」のものが渡されます。支給番号や離職時賃金日額、基本手当日額などが記載されていませんが、原本をもらうまでは大切に保管しましょう。求職活動の記録(ハローワークなど)でもこの見本のものにハンコを押してもらったりします。
他には「あなたの失業認定日」という短冊に認定日の型と日付が記載されたものが渡されました。わたしの場合は、「2型-水」となっていました。やっぱり一度はじまるとずーっと同じ曜日になるようです。
この時、「認定日までに求職活動2回」という条件を聞いたので、帰りにハローワークプラザによって職業相談を受けたのですが、結局これは無駄になってしまいました。(理由は後述します)
初回認定日に行ってわかったこと。
初回講習で「うん、うん」と順調にお話を聞いて理解したつもりでも、実際認定日に行ってみて「そうだったのか!」と思ったことがありました。それと、札幌だけかもしれませんが、認定日に行って「こんな流れになるのか」とわかったこともあるので、ご参考にしてください。
自己都合退職の場合の求職活動回数について
説明会では「認定日までに求職活動を2回する」「自己都合退職の場合は2回目の認定日までに3回」と聞いていましたが、正しくは、
- 初回講習は「求職活動1回」としてカウントされる
- 初回認定日から2回目の認定日までに「求職活動2回」をする
それによって、2回目の認定日までに「初回講習」+「求職活動2回」の計3回となるそうです。
初回講習の時、帰りに職業相談していった分は「初回認定日より前」なので、ムダになってしまいました。残念です。
初回認定日の後は自動的に職業相談に回されます。
失業認定で呼ばれた時、認定が完了した旨と、帰りに職業相談に行くようにとのお話がありました。そこで、そのまま2階に行き、職業相談を受けたのですが、これで「求職活動2回」のうちの1回をクリアしたことになります。なので、2回目の認定日の前日までにあと1回求職活動をすれば良いです、と係の方に教えていただきました。
ちなみに、認定時間が9:30-10:00となっており、10:00ギリギリに書類を出しましたが、結構待ってからの相談だったので、この時点で11:00位になっていたかなと思います。
同じ日に「職業相談」と「職業訓練の相談」を受けたが、多分求職活動としては「1回」なんじゃないかと思います。
職業相談の後、「職業訓練の相談」に行きました。札幌の場合は建物が別のところにあるので、そちらで相談となりますが、終った後に返していただいた「雇用保険受給資格者証」には1行分(「職業相談」のハンコの横に「訓練受講相談」が押してある)だったので、これは「1回」としてカウントされるのではないかと思います。なので「これで2回完了!やっほー!」とか思わない方が賢明かも知れません。
ちなみに職業訓練の相談まで終ったら、だいたいお昼ちょっと前でした。わたしと同じコースで行こうかなと思われる方は、午前中はつぶれると思って良いかも知れませんね。
求人検索を利用した場合は「求職活動実績報告書」を書いて提出すると「求職活動1回」になります。
現在は「求人検索パソコンの利用だけでは求職活動になりません」と周知されているかと思いますが、「求職活動実績報告書」という紙に記入して窓口に提出すると、「求職活動1回」として認められます。
そのため、外出時にハローワークやハローワークプラザなど求人検索パソコンのある場所に行った時は検索と報告書の提出ができるように準備しておかれると良いかと思います。
- 雇用保険受給資格者証
- ハローワークカード
- 求職活動実績報告書(初回講習時や、ハローワーク、ハローワークプラザなどで入手)
- 失業認定申告書(初回講習時や、ハローワーク、ハローワークプラザなどで入手)
この4点を初回講習時にいただいた黒いA5版クリアファイルに入れて携行しています。失業認定申告書も入れているのは、その時に書いた方が認定日にバタバタしなくて良いかなと思ったからです。
初回認定日後のスケジュール
2回目の認定日の前に「給付制限満了日」があります。
雇用保険受給資格者証の裏面に「給付制限期間 280420-280719 離職理由40」と書いてある行があります。数字の部分は各自違うと思いますが、わたしの場合は「給付制限期間が平成28年4月20日から平成28年7月19日までで、自己都合退職」という意味になります。なので、2回目の認定日、8月3日より早くに給付制限の満了日があるのだということを覚えていてください。
「2回目の認定日の前日」までに求職活動2回をクリアします。
「認定日の日にパソコンで検索して紙出せばいいや〜」なんて軽く思っていると失敗です。必ず前日までに求職活動2回を終らせてないと支給の要件として認めてくれないそうです。
2回目の認定日後に振り込まれる手当は何日分か計算します。
この場合、給付制限満了の翌日である、平成28年7月20日から、2回目の認定日の前日、平成28年8月2日までの分が支給となります。14日間ですね。金額は基本手当日額×14日分、となります。それがだいたい認定日の1週間後位に振り込みされます。振り込みされて「えー、少ない!」とびっくりしないように予め心の準備をしておきましょう。
2回目の認定日以降は28日周期で認定日が来ます。
よく勘違いしやすいことに、認定日は1ヶ月ごとではなくて、28日ごとでやってきます。なので、振り込まれる金額も最大で「基本手当日額×28」です。そしてしつこいですが、「次の認定日の前日」までに「求職活動を2回」です。
スケジュールを把握しておくことで、活動の幅が広げよう!
実は今回はじめての「自己都合退職」での失業保険手続きだったので、契約期間満了などの「会社都合」での退職時とは全く違うことが多くて、ドキドキしました。
しかしながら、このように細かくスケジュールを把握しておくことで、自分がやりたい勉強や活動にフォーカスできたり、金銭的にもいろいろ準備できるので、ぜひ退職前や退職後早いうちにご計画されるとよろしいかと思います。
地域によって違いはあると思いますので…
以上はあくまでも「札幌に住むわたしの場合」であり、実際のスケジュールをご参考までに例に出したものであります。そのため、すべての方にあてはまるものではないということを予めお断りさせていただきます。大事なことは「わからなかったら、ハローワークの人に直接聞く」というのと、「ネットで書いていることを鵜呑みにしない」ということかなと思います。でも、自分自身困ったなーと思う時に、こんな実例はうれしいものでした。
【追記】ぜひ失業保険をもらってる間に勉強しましょう!
これから仕事に行かなくても良い!と思うとウキウキかもしれませんね。
でも、こんな時こそ将来に向けての勉強を始めると良いかもと思います。
私自身はこの退職の後、職業訓練などに行って電気工事士や簿記の資格取得、CADの勉強などをして2つの企業から内定をもらい、そのうち1つのIT系の仕事に転職しました。
実際に転職した職種は自分で勉強していた内容とは少し違うのですが、「無職の時期に学習した力」が今の自分のキャリアにすごくプラスになっているなぁと思いました。
これからの人生、エンジョイするためにも、できることから始めたいですね。
新しいスタートを応援しています!
では、またお会いしましょう〜。